「コロナウイルス検査したほうが良いですか」と治療者として使い物にならない精神科医に聞かれても、臨床能力が身体科より劣るのでかなり困るのですが、気の向くままに、コロナウイルス問題で思ったことを書いてみます。
 
 
 
 
(何これ、徒然草?!)
 
 
 
 
それならば、もっと、吉田兼好風に…
 
 
 
 
学校ないし家庭もないし♪、一日中、パソコンいじってて、目に入ったニュースを見ては「あーでもない、こーでもない」と思ったことを、対象読者を限定しないまま書いてみると、妙に変な感じになっちゃうね。
 
(原文:つれづれなるままに、日暮らし、硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。)
 
 
 
 
(試験に落ちる現代語訳キター)
 
 
 
 
 
 
さて、英国のチャールズ皇太子(Prince of Wales)がコロナウイルス感染だそうです。
 
 
 
 
始めに、イギリス国営放送BBCのサイトを覗いてみましょう。
 
 
 
 
Clarence House(チャールズ皇太子のイングランド(ロンドン)にある公邸)付きの報道官が
 
 
 
 
「チャールズ皇太子71歳は、軽い症状はありますが、元気です。加えて検査したコーンウォール公爵夫人(カミラ夫人)72歳は、検査の結果陰性でした。チャールズ皇太子とカミラ夫人は現在(スコットランド)にあるBalmoral城で自宅待機しています」と語った。
 
 
 
 
・・・その報道官は「政府と医学的見地から、チャールズ皇太子とコーンウォール公爵夫人はスコットランドの邸宅で待機しております。
 
 
 
 
・・・検査は(スコットランド)のAberdeenshire行政区画にあるNIH(日本における国民皆保険制度)で行われ、チャールズ皇太子とコーンウォール公爵夫人はともに検査基準を満たしていた」と読み上げた。
 
 
(カッコ内は当院補足)
 
 
記事から抜粋した箇所:Prince Charles, 71, is displaying mild symptoms “but otherwise remains in good health”, a spokesman said, adding that the Duchess of Cornwall, 72, has been tested but does not have the virus. Charles and Camilla are now self-isolating at Balmoral.・・・A Clarence House statement read: “In accordance with government and medical advice, the prince and the duchess are now self-isolating at home in Scotland.・・・The tests were carried out by the NHS in Aberdeenshire, where they met the criteria required for testing.・・・”
 
 
 
 
(さらっと読めば、軽症時に分かって良かったよね。皇太子(王位継承権第1位)だし、だよね?)
 
 
 
 
日本の文化では、そう答えるのが満点ですね。良い子の皆んなはそこで思考を止めておけ。理由も聞くなよ
 
 
 
 
ただ、イングランドスコットランドは仲が悪いってことを前提に他の記事も見てみましょう。
 
 
 
 
次は、英国の高級紙で、政治的には中立だと宣言している新聞社The independentのサイトを覗いてみました。
 
 
 
 
スコットランドのある政治家が「チャールズ皇太子は、軽症なのに、庶民の医療制度で、ガイドラインを無視して優先的に検査を受けた。しかも、症状ある70歳以上は自宅待機なのに、ロンドンからスコットランドに移動した」と問題を提起しています。
 
 
 
 
こんな不満が政治家から出る背景は、多くの労働者階級は不安と我慢を強いられているからです。
 
 
 
 
※政府のアウトラインでは、症状があっても検査必要なし、自宅でじっとしとけ
※多くの国民皆保険制度(NIH)の患者、その患者を診る多くの医療者は、軽症では検査を拒否されてる(例:喘息持ちで吸入治療している患者も検査を拒否された)
 
 
 
 
それなのに(最近の日本語風に訳せば)上級国民が(some high-profile individuals)、NIH(庶民の医療)を使って優先検査かよっ!加えて、本来なら自宅待機なのに、ロンドンの公邸からスコットランドのお城に移動ってかっ!と言う不満を書いた記事のようです。
 
 
 
 
北朝鮮なら、全国民が命を捧げて、将軍様を最優先に検査治療することが全員一致で決まっています。もし、異論でも挟んだら対空砲で公開処刑ですね・・・。英国なら、Mr.ビーンが女王陛下役をボコボコにしても笑いが取れます
→ローワン・アトキンソン(Mr.ビーン)がジョージ・クルーニーに見えてくるのが不思議
 
 
 
 
(ジョニー・イングリッシュシリーズ大好き!本家007より良いかも。でも、新作「007/NO TIME TO DIE」は、コロナの影響で2020年11月に公開延期・・・涙。いつも通り予告編カッコ良すぎっ。
→ダニエル・クレイグがプーチン大統領に見えてくるのが不思議。)
 
 
 
 
何やともあれ、英国では王室を自由に批判し、笑いにできるようです。でも、本当は、固定化した英国階級社会のガス抜きとして、王族や世襲貴族が庶民に与えた「なけなしの自由」なのでしょう。勿論、与えているとの認識はないと思いますが、絶対に崩せない強固な権力の砦が余裕の根源です。
 
 
 
 
なお、王族や世襲貴族を(日本風に)上級国民と訳しましたが、国民は上級下級如何にか関わらず労働者階級なので、チャールズ皇太子に関しては、王族や世襲貴族階級と総称した訳にするのが正しいかもしれません。
 
 
 
 
そもそも、原文にsome high-profile individuals(直訳:高い経歴がある個人)とありました。コロナ検査を優先で受けたのは、チャールズ皇太子だけではなく、有名俳優の例も同じセンテンスで挙げられています。原文では彼らを一括してsome high-profile individualsと称してました。つまり、皇太子も有名俳優も「注目度が高い(high-profile)」・・・と言う意味で共通(同じ人間)だ、と扱っています。これがこの政治家の信条なのでしょう。
 
 
 
 
(それ、や、やばいんじゃない!?王族も俳優も「有名だ(high-profile)」でまとめちゃったら、汗)
 
 
 
 
絶対やばいやつです。将軍様も俳優も有名人(some high-profile individuals)と一括で称したら、北朝鮮なら即日公開処刑確定です。
 
 
 
 
さて、王族が優先的に検査を受けて静養している事に対し、日本の労働者階級の皆さんはどう感じたでしょうか。
 
 
 
 
(失礼な!私は中産階級だ!)
 
 
 
 
多くの誤解がありますが、中産階級(日本で言う上級国民)は労働者階級です。官僚(事務次官でさえ)も労働者階級です。もちろん医者も、一流企業の従業員も、フリーランスも、年収800万円のサラリーマンも、非正規雇用も、シングルマザーも・・・全員労働者階級です。つまり、日本住民の99%は労働者階級です。
 
 
 
 
(労働者階級で、いがみ合っていると、貴族と為政者の思う壺、なんだよね〜。怒りの矛先が貴族と為政者に向かないからね。革命はおろか、政治家も育たないし、政権交代も起きないんだよ。)
 
 
 
 
お、今日は冴えてるねー。キレッキレです。その通り。労働者階級内で首を絞め合っているのが日本の特徴です。
 
 
 
 
さて、もう一度、今回のチャールズ皇太子の件をどう感じましたか。
 
 
 
 
※庶民の病院を使い軽症なのに優先で検査した皇太子への待遇は不公平。
※王位継承権第一位の皇太子が優先されることこそが公平。
 
 
 
 
どちらもケイショウつながり!
 
 
 
 
(徒然に書くと、やっぱり変な感じになってきた)
 
 
 
 
どっちのケイショウを支持しても、何となくため息が出る内容になってきましたね。
 
 
 
 
世の中は不平等、不公平がデフォルト(既定)です。かつ、世襲での継承も世界史のデフォルトです。パソコンのデフォルトは設定から変更できますが、世界史のデフォルトは変更できません
 
 
 
 
(ここだけは、厭世家だった吉田兼好的に、どんよりしてきた)
 
 
 
 
チャールズ皇太子のお父様エディンバラ公爵フィリップ王配の先祖を辿ればロシア皇帝ニコライ1世とか、大英帝国(世界の4分の1の領土と人口を支配したからね)、その帝国を築いたイギリスビクトリア女王とか、各国の皇帝、王、公爵・・・ゴロゴロ出てきます。チャールズ皇太子のお母様のエリザベス2世陛下(Her Majesty Elizabeth the Second,…)の先祖も辿ればイギリスビクトリア女王です。
 
 
 
 
…は長いので、全体を分かりやすく訳すと「エリザベス2世陛下は、神の恩恵を受けた連合王国と世界中にある旧植民地の女王で、一緒に繁栄させてあげるつもりの地域全体の長、ならびに、昔々ローマ教皇からヘンリー8世に与えられた称号で破門された後に国内法を整備して作ったイングランド国教会首長」(試験で訳すときは参考にしないでください。)
 
 
 
 
(長すぎっ!てゆうか、親戚同士で、国王回してんじゃね〜かっ)
 
 
 
 
それが世界のルールです。君主制でも共和制でも、領土領民を支配するには一族の力、各一族の絡み合った婚姻関係が必須です。
 
 
 
 
(なんか腹立つ〜)
 
 
 
 
苛立つ感情には共感します。しかし、不平を言うより行動です。そして、その行動をやり続けることです。それを連綿と続けてきた子孫が、世界を牛耳れるわけです。
 
 
 
 
(キー納得行かね〜)
 
 
 
 
納得行かないのが通常の反応ですよ。これでも読んで新たな一族の一粒種になってください。不貞腐れて何もしないより、己を知り行動です。
 
 
 
 
(認知行動療法を否定しているくせに、よく言うよっ)
 
 
 
 
まぁ、不貞腐れて何もしないのも、別に良いと思います。
 
 
 
 
(どっちなのっ!)
 
 
 
 
99%の人は認知行動療法に耐えられないですからね。やっても無駄です。やっても99%はおのずから止めます。だから「初めから止めとけ」と言い続けています。「認知行動療法が効くならお前はここに来ていない、来る必要もない…」(北斗の拳調に)
 
 
 
 
(き、きかぬ。きかぬのだ。(北斗の拳調に))
 
 
 
 
恒例の「北斗の拳」愛をはさみましたが、今回は吉田兼好風なので、厭世的に行(生)きましょうよ
 
 
 
 
(文体は、全然、吉田兼好風じゃないけどなっ。いつもの対話調)
 
 
 
 
それは、日本三大エッセイストの一人、吉田兼好大先生風に書けるわけ無ないですよ。それが出来るなら、ニューヨークタイムズの人気コラムニストになってます。
 
 
 
 
(エッセイとコラム、ぜんぜん違うけどな)
 
 
 
 
・・・
 
 
 
 
最後に、徒然草の中から「よき友、3つあり」を紹介します。
 
 
 
 
(それはいいね!)
 
 
 
 
簡単に言えば以下の3人が友として良いということです
 
 
1 物を作れる人
2 医者
3 知恵のある人
 
 
医者が入っているんです。医者に距離を置かれないために、セカンドオピニオンをする予定がない人も、医者と患者の攻防を書いたコラムを参考にしてください。
 
 
 
 
(あれ読んで「わかる〜」っていうの、医者だけだよ。まあ、患者が読んだら「当院適応の判別式」にはなるね)
 
 
 
 
さて、「友にするに悪しき者、七つあり」もあります。
 
 
 
 
(それも興味ある〜)
 
 
 
 
1 権力者
2 若者
3 病なく体が強い人
4 アルコール飲む人
5 勇ましい兵士
6 嘘つき
7 欲深い人
 
 
 
 
(権力者とか、若者、健康な人なんて、いい友達じゃないっ!?)
 
 
 
 
原書を読んで吟味しないと、なんとも解釈が難しいですが、吉田兼好は厭世家、世を儚(はかな)んでいるんですよ。そんな人にとって、上記の7人は最悪です。
 
 
 
 
(熟考中)
(熟考中)
(熟考中)
 
 
 
 
(分かった、上記7人は、皆んな強いんだ!)
 
 
 
 
大正解、そうなんです。皆んな強いんです。パワハラ上司、新人をいびる古巣従業員、モンスタペイシェント、モンスターペアレント、俺は客だと息巻くカスハラ客、市役所で「お前ら税金で食ってるくせに」とどやしている人・・これらサイコパシーな人に当てはまりやすい特徴が7つ挙げられているんです。
 
 
 
 
補足ですが、公務員は税金の使い途を決める事ができません。税金の使い途を決めるのは政治家です。税金泥棒の権化として、官僚(公務員)がよく挙げられますが、お門違いも甚だしいです。税金の使い途に関する不満は「あなたの一票」で表現してくださいね、市役所でどやしている人さん。池田市役所前クリニックは、各市役所の非公式サポーターです
 
 
 
 
(わかる~涙)
 
 
 
 
本来なら、ハラスメントする人自体を治療したいのですが、外来の精神科に来るのは、パワハラ・カスハラの被害者だけなんです。
 
 
 
 
(わかる~号泣)
 
 
 
 
ハラスメントする人を「友にするに悪しき者、七つあり」と見抜いた吉田兼好大先生。もしかしたら、吉田先生もハラスメント被害者だったのかもしれません。それで世を儚んでいた、そして、病んでいった・・・
 
 
 
 
(止めとけよ)
 
 
 
 
(フリじゃないぞ)
 
 
 
 
吉田兼好は、吉田不健康だったんですね。
 
 
 
 
(違います。本名は「卜部兼好(うらべかねよし)」です。)
 
 
 
 

 
 
 
 
今日の疑問:
何故、政治家は、政治家人生が100年間も続かないのに、国家百年の計を掲げられるのか。
 
 
 
 
(兎に角、世襲、嫌いっ!)
 
 
 
 
確かに、世襲○○って、何か釈然としません。
 
 
 
 
(卑怯な感じ〜)
 
 
 
 
世襲議員
世襲社長
北朝鮮の世襲王朝
サウジアラビアの世襲王朝
・・・
 
 
 
 
政治家も世襲、トヨタ自動車も世襲、国そのものも世襲できたりと、世の中にはいろいろな世襲があります。世襲一族の子供が、いきなり上司にやってきて、苦々しいサラリーマン生活を送ってる人もいるでしょう。また、そいつが使えなかったり・・・。手柄をお膳立てしなきゃいけなかったり・・・。
 
 
 
 
(わかる〜)
 
 
 
 
さてさて、何で、世襲と聞くと釈然としないんでしょうか。
 
 
 
 
(何故なぜ?)
 
 
 
 
それは、下克上できないからです。
 
 
 
 
例えば、王家の一族以外、サウジアラビアの国王になることは不可能です。努力や才能があっても不可能です。チャンスすらありません。チャンスすらないって、とても悔しいことですよ。蚊帳の外。無視されているのと同じです。
 
 
 
 
(あ~つらいわ)
(世襲ダメ、絶対!)
 
 
 
 
ふーん、そうですかね。世襲、別に、良くないですか。
 
 
 
 
(何言ってんだ、この医者はっ怒)
 
 
 
 
世襲議員反対とか言ったって、何の解決にもならないからです。
 
 
 
 
ジョジョ風に言えば、««無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄アーーーーーーツ»»
 
 
 
 
(あべしっ)←それ、北斗の拳だから
 
 
 
 
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ところで、国家百年の計って聞いてことありますか。
 
 
 
 
(政治家が言ってるやつね。嘘くさいけど)
 
 
 
 
えっ、嘘くさく感じますか。私は、本当にそう思っているだろうなと感じます。
 
 
 
 
(先生らしくない、そんな詭弁信じるっ!?)
 
 
 
 
いやいやいや、世襲で代々続いている政治家は、本当に、100年単位で考えてますよ。もしかしたら300年単位かもしれません。
 
 
 
 
(どーして、そう思うわけ?)
 
 
 
 
政治家一族と言うのは、日本の100年後を考えていると同時に、一族の100年後も考えているんです。
 
 
 
 
(どういうこと?)
 
 
 
 
「政治家、家系図」でググってみてください。→ググッた結果
 
 
 
 
(首相経験者は、皆、親戚じゃねーか!)
 
 
 
 
そうなんです。政治家一族にとって、国家百年の計と一族百年の計は同じなんです。政治家が自分の時代(政権)で実現できない政策でも、その末裔たちが成し遂げるんです。そう思っているから、政治家人生が100年間も続かないのに、日本の100年後を熱く語ることが出来るんです。
 
 
 
 
(そうだったのか~)
 
 
 
 
世襲を忌み嫌う前に、一族百年の計を脈々と受け継いできた凄さを評価して良いのではないでしょうか。
 
 
 
 
(にしても、釈然としない)
 
 
 
 
それもわかります。
 
 
 
 
別に、政治家一族を崇めよ、とは言っていません。世襲に腹を立てるくらいなら、貴方の一族も世襲一族になるための行動を起こせば良い、と思います。100年後を見据えて子を育て、その子も百年の計の一端を担いながら、次の世代にその一族の百年の計をつなぐ・・・これが豊かな一族になる着実な方法だ、と世界史や日本史の教科書にありました。
 
 
 
 
(そんなの書いてなかったぁ)
 
 
 
 
ゆとり世代は世界史必修のはずです!ほとんどの王朝は世襲であり、加えて、お隣の王朝とは親戚同士でしたね。
 
 
 
 
また、民主主義のお手本国家であるアメリカでも、親子で大統領になったり、元大統領の奥さんが大統領選に2回も出馬したり…一族の強さを使っています。また、大統領を排出した一族は今でも政治家が多いです。大統領が親族を要職に就けたとしても、歴史でよくあること、そのまんまです。
 
 
 
 
(民主主義でも一族で権力を引き継ぐんだ)
 
 
 
 
一族で強くなったといえば、中学校で中臣鎌足を習いましたね。鎌足が「藤原」の姓を貰ってからの「藤原氏族の波乱万象サクセスストーリー」は、典型的な一族繁栄モデルです。壮絶すぎて泣きます。一代で大成功を目指すのではなく、一族の繁栄には100年単位の時間と努力が必要なのです。
 
 
 
 
(熟考中)
(熟考中)
(熟考中)
 
 
 
 
(わかったぞ。「トヨタの御曹司に生まれたかった」と嘆いてもどうしようもない。今から御曹司に生まれ変わるのも不可能だし、才能があったとしても今からトヨタのオーナーになれるわけではない。だったら、自身の一族が100年後に強くなっている未来に対し、才能と時間を費やすべきだ。
 
 
 
 
エクセレント!その通りです。
 
 
 
 
(あ~、もっとわかったぞ。子供を医学部に入れること、東大に入れること、大企業に入れること、こんな現世で実現できることなんて、一族百年の計にあんまり関係ないんだ。何より、続かない。単発。資格や学位は、世代交代のたびに0にリセットされる、積み重ねが効かない業績なんだ。
 
 
 
 
全部わかっちゃいましたね!その通りです。
 
 
 
 
学位、資格試験、大企業就職、これらは各世代それぞれの地頭で決まります。単発です。前の世代の努力を踏み台に達成する類ではありません。お分かりのように医師免許は相続できません。
 
 
 
 
数学や科学を見てください。先人の発見を前提に発展しています。微分積分を一から発見する必要は無いわけです。また、グーグルの論文検索サイトを見てください。トップページに「巨人の肩の上に立つ」とあります。偉大な先人の力を借りることは、恥どころか、基本中の基本です。→Google Scholar
 
 
 
 
世襲一族の強さ、それは、先代の業績を足がかりに少しずつ高みに登ることです。
 
 
 
 
(あ~、だから、競争しなくて済むんだ。前世代の業績がスタートラインなんだ。現世代が優秀なら更なる高みに、ボンクラでも競争なしに既に高みにいるんだね。)
 
 
 
 
その通りです。
 
 
 
 
前世代の恩恵に預かっていることだけに注目して、不公平感を募らせるのは無意味です。感情的にはわかるけどね。兎に角、ボンクラを跡取りにしても一族が傾かない凄さに注目すべきです。つまり、その一族の百年の計の威力を評価し、その一族に学び、貴方も自分の一族のために行動したほうが早いです。
 
 
 
 
なお、受け入れがたい現実の1つに、「能力は時に遺伝しない」があります。優秀な両親からボンクラが育つなんてことは頻繁に起こります。
 
 
 
 
(能力は遺伝しないか・・・)
 
 
 
 
この事実を踏まえて、一族百年の計を立てるのが必須です。
 
 
 
 
(どういうこと?)
 
 
 
 
「各世代の能力に期待する」百年の計ではダメだと言うことです。逆に、能力がない世代が継ぐことを前提にします。ボンクラが継いでも一族の業績を次世代に継げるシステムを構築するのです。この点に、現役世代(そう、貴方)の才能と時間を注ぐべきです。
 
 
 
 
(ボンクラが一族を率いても、持続して発展すればいい!?)
 
 
 
 
その通りです。
 
 
 
 
(確かに、バカ殿が継いでも王朝が途切れないことがあるよね)
 
 
 
 
ボンクラが担ったとしても一族が傾かないシステムを作っていくことの方がずっと大事なんです。個々の優秀さより、一族全体としての優秀さが大事です。
 
 
 
 
ここで、一族百年の計を立てる上で、重要な視点を紹介します。
 
 
 
 
能力は遺伝しないことがあるが、権威や資本力は確実に遺伝させる事ができる
 
 
 
 
(政治家なら地盤や看板、資本家なら所有している企業を相続できると言うこと?!)
 
 
 
 
その通りです。政治団体を使えばカバンも継げます(合法)。
 
 
 
 
「ムキー!釈然としねー」と思うのではなく、自身の一族の百年の計だったなっ!)
 
 
 
 
その通りです。感情的にならず、よく戻ってきました。
 
 
 
 
次世代が利用できる業績を残すことに注力しましょう。学歴や資格は、次世代に持ち越せない単発の業績なので、合格まで楽しみながら勉強出来ないのであれば、試験に注力しないのも選択肢の1つです。受験は母親が9割ではありません。受験は地頭が9割です。
 
 
 
 
同様に、メジャーリーグで活躍するまで楽しみながら練習出来ないのであれば、野球に注力しないのも選択肢の1つです。プロスポーツ選手は母親が9割ではありません。プロスポーツ選手は地体(じからだ?)が9割です。
 
 
 
 
(ふむふむ、次世代に持ち越せない業績に注力しすぎるのはリスクだな)
 
 
 
 
一族百年の計を採用するなら、次世代に持ち越せる業績に対して才能と時間を注ぐ方が得策です。(←「医学部に入れたい」からリンクしてきた方に、新たな視点となれば幸いです。)
 
 
 
 
(言ってることはわかるけど、我が家に出来るかな・・・)
 
 
 
 
その通りですよね。100年後を見据える計画は、誰にでも実行できるわけではありません。ひょっとしたら100年後に実を結ぶかもしれません。しかし、ここ30年間は、芽すら出ないと思って間違いありません。一族の繁栄を賭けた投資とはそういうものです。
 
 
 
 
(う〜、我が家には無理だなぁ)
 
 
 
 
だから、人生を楽しむことを勧めています。人生を楽しむことを学べば、少なくとも、百年の計は不要です。すぐに人生を楽しめます(参考:人生を楽しむ1(基礎))
 
 
 
 
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話しは少し飛びますが、灘中の歴史教科書採択で奇妙な圧力がかかっている騒動があります。
(概要:神戸新聞NEXT)
(参照:和田孫博校長「謂れない圧力の中で」)
(参照:自民党が推奨する歴史教科書-各教科書比較あり)
 
 
 
 
無駄な圧力ですが、無駄な圧力をかける輩が存在することを知っておくことも必要です。
 
 
 
 
何やともあれ、歴史は恣意的に如何様にも解釈できます。そのことは、優秀な生徒なら教えられなくても理解しているでしょう。よって、灘中がどんな教科書を使おうが、偏った歴史解釈をする卒業生が出るとは考えにくいです。
 
 
 
 
もちろん、為政者は、優秀な生徒に「為政者にとって都合の良い歴史解釈をして欲しい」と思うものです。しかし、その意図を既に解っている人が有能なんだと思います。
 
 
 
 
(為政者には面白くないだろうけどね)
 
 
 
 
そうですね。知識層が弾圧の対象となることは、歴史では(つまり今でも)よくあることです。

歴史教科書 灘 川西能勢口 箕面の滝 世界史 世襲
左1冊は所謂左寄り。右2冊は右寄り。読み比べても、どっちらかに感化されるような内容ではないと感じます。

箕面駅はちょっとした観光地みたいな茶店があって好きです。川西能勢口駅から石橋駅までは走りましたが、今回は電車で箕面まで行ってお茶して来ました。疲れたので帰りは全行程電車でした。