コロナウイルス検査するの?しないの?

 
 
「コロナウイルス検査したほうが良いですか」と治療者として使い物にならない精神科医に聞かれても、臨床能力が身体科より劣るのでかなり困るのですが、気の向くままに、コロナウイルス問題で思ったことを書いてみます。
 
 
 
 
(何これ、徒然草?!)
 
 
 
 
それならば、もっと、吉田兼好風に…
 
 
 
 
学校ないし家庭もないし♪、一日中、パソコンいじってて、目に入ったニュースを見ては「あーでもない、こーでもない」と思ったことを、対象読者を限定しないまま書いてみると、妙に変な感じになっちゃうね。
 
(原文:つれづれなるままに、日暮らし、硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。)
 
 
 
 
(試験に落ちる現代語訳キター)
 
 
 
 
 
 
さて、英国のチャールズ皇太子がコロナウイルス感染だそうです。
 
 
 
 
始めに、イギリス国営放送BBCのサイトを覗いてみましょう。
 
 
 
 
Clarence House(チャールズ皇太子のイングランドにある公邸)付きの報道官が
 
 
 
 
「チャールズ皇太子71歳は、軽い症状はありますが、元気です。加えて検査したコーンウォール公爵夫人(カミラ夫人)72歳は、検査の結果陰性でした。現在、チャールズ皇太子とカミラ夫人は、(イングランドにある公邸を離れスコットランドにある)Balmoral城にて過ごされております。」と語った。
 
 
 
 
・・・その報道官は「政府と医学的見地から、チャールズ皇太子とコーンウォール公爵夫人(カミラ夫人)は(イングランドから離れ)スコットランドで過ごしております。
 
 
 
 
・・・検査は(スコットランドの)Aberdeenshire行政区画にあるNHS(National Health Service:日本における国民皆保険制度)で行われ、チャールズ皇太子とコーンウォール公爵夫人(カミラ夫人)はともに検査基準を満たしていました」と読み上げた。
 
 
 
 
カッコ内は当院補足です。self-isolationは自己隔離が直訳ですが、王族に使う言葉として相性が悪いので「(いつも住んでいる公邸から離れて)過ごしている」としました。また、高貴な人への人称代名詞の使い方と敬称の使い方が日本語と違うため、日本で一般的に使われている名称を用いました。なお、NHSはイギリスにおける公的負担医療で、自己負担がほとんどないか無料です。
 
 
 
 
(ちょっと待ってよ、庶民の制度(NHS)で皇太子が検査を受けるかな?。皇太子がさぁ、庶民病院の混み合った待合室で、ビニール張りの長椅子に労働者階級と並んで座って順番待ち、それもギュウギュウで!そんな面白い構図あり!?
 
 
想像するに・・・皇太子にコロナ疑いの症状があったからイングランドの公邸からスコットランドのお城に移動した。御典医がお城で検体を取り、侍臣が地元のNHSの病院に持っていき、そこでPCR検査したんじゃない?でも、肺炎を除外診断するのにCTを撮るとして、お城にCTがあったのかな?皇太子がCT室前の長椅子で待っている姿・・・コントでしょ)
 
 
 
 
記事から抜粋した箇所:Prince Charles, 71, is displaying mild symptoms “but otherwise remains in good health”, a spokesman said, adding that the Duchess of Cornwall, 72, has been tested but does not have the virus. Charles and Camilla are now self-isolating at Balmoral.・・・A Clarence House statement read: “In accordance with government and medical advice, the prince and the duchess are now self-isolating at home in Scotland.・・・The tests were carried out by the NHS in Aberdeenshire, where they met the criteria required for testing.・・・”
 
 
 
 
(さらっと読めば、軽症時に分かって良かったよね。皇太子(王位継承権第1位)だし、だよね?)
 
 
 
 
日本の文化では、そう答えるのが満点ですね。良い子の皆んなは、そこで思考を止めておけ。理由も聞くなよ
 
 
 
 
ただ、イングランドスコットランドは仲が悪いってことを前提に他の記事も見てみましょう。
 
 
 
 
次は、英国の高級紙で、政治的には中立だと宣言している新聞社The independentのサイトを覗いてみました。
 
 
 
 
スコットランドのある政治家が「チャールズ皇太子は、軽症なのに、庶民の医療制度で、ガイドラインを無視して優先的に検査を受けた。しかも、症状ある70歳以上は自宅待機なのに、ロンドンからスコットランドに移動した」と問題を提起しています。
 
 
 
 
こんな不満が政治家から出る背景は、多くの労働者階級は不安と我慢を強いられているからです。
 
 
 
 
※政府のアウトラインでは、症状があっても検査必要なし、自宅でじっとしとけ
※国民健康サービス(NHS)の患者、その患者を診る多くの医療者は、軽症では検査を拒否されてる(例:喘息持ちで吸入治療している患者も検査を拒否された)
 
 
 
 
それなのに(最近の日本語風に訳せば)上級国民が(some high-profile individuals)、NHS(庶民の医療)を使って優先検査かよっ!加えて、本来なら自宅待機なのに、ロンドンの公邸からスコットランドのお城に移動ってかっ!と言う不満を書いた記事のようです。
 
 
 
 
北朝鮮なら、全国民が命を捧げて、将軍様を最優先に検査治療することが全員一致で決まっています。もし、異論でも挟んだら対空砲で公開処刑ですね・・・。英国なら、Mr.ビーンが女王陛下役をボコボコにしても笑いが取れます
→ローワン・アトキンソン(Mr.ビーン)がジョージ・クルーニーに見えてくるのが不思議
 
 
 
 
(ジョニー・イングリッシュシリーズ大好き!本家007より良いかも。でも、新作「007/NO TIME TO DIE」は、コロナの影響で2020年11月に公開延期・・・涙。いつも通り予告編カッコ良すぎっ。
→ダニエル・クレイグがプーチン大統領に見えてくるのが不思議。)
 
 
 
 
何やともあれ、英国では王室を自由に批判し、笑いにできるようです。でも、本当は、固定化した英国階級社会のガス抜きとして、王族や世襲貴族が庶民に与えた「なけなしの自由」なのでしょう。勿論、与えているとの認識はないと思いますが、絶対に崩せない強固な権力の砦が余裕の根源です。
 
 
 
 
なお、王族や世襲貴族を(日本風に)上級国民と訳しましたが、国民は上級下級如何にか関わらず労働者階級なので、チャールズ皇太子に関しては、王族や世襲貴族階級と総称した訳にするのが正しいかもしれません。
 
 
 
 
そもそも、原文にsome high-profile individuals(直訳:高い経歴がある個人)とありました。コロナ検査を優先で受けたのは、チャールズ皇太子だけではなく、有名俳優の例も同じセンテンスで挙げられています。原文では彼らを一括してsome high-profile individualsと称してました。つまり、皇太子も有名俳優も「注目度が高い(high-profile)」・・・と言う意味で共通(同じ人間)だ、と扱っています。これがこの政治家の信条なのでしょう。
 
 
 
 
(それ、や、やばいんじゃない!?王族も俳優も「有名だ(high-profile)」でまとめちゃったら、汗)
 
 
 
 
絶対やばいやつです。将軍様も俳優も有名人(some high-profile individuals)と一括で称したら、北朝鮮なら即日公開処刑確定です。
 
 
 
 
さて、王族が優先的に検査を受けて静養している事に対し、日本の労働者階級の皆さんはどう感じたでしょうか。
 
 
 
 
(失礼な!私は中産階級だ!)
 
 
 
 
多くの誤解がありますが、中産階級(日本で言う上級国民)は労働者階級です。官僚(事務次官でさえ)も労働者階級です。もちろん医者も、一流企業(死語)の従業員も、フリーランスも、年収800万円のサラリーマンも、非正規雇用も、シングルマザーも・・・全員労働者階級です。つまり、日本住民の99%は労働者階級です。
 
 
 
 
(労働者階級で、いがみ合っていると、貴族と為政者の思う壺、なんだよね〜。怒りの矛先が貴族と為政者に向かないからね。革命はおろか、政治家も育たないし、政権交代も起きないんだよ。)
 
 
 
 
お、今日は冴えてるねー。キレッキレです。その通り。労働者階級内で首を絞め合っているのが日本の特徴です。
 
 
 
 
さて、もう一度、今回のチャールズ皇太子の件をどう感じましたか。
 
 
 
 
※庶民の病院を使い軽症なのに優先で検査した皇太子への待遇は不公平。
※王位継承権第一位の皇太子が優先されることこそが公平。
 
 
 
 
 
 
 
 
イエーイ!どちらもケイショウつながり!
 
 
 
 
(徒然に書くと、やっぱり変な感じになってきた)
 
 
 
 
どっちのケイショウを支持しても、何となくため息が出る内容になってきましたね。
 
 
 
 
世の中は不平等、不公平がデフォルト(既定)です。かつ、世襲での継承も世界史のデフォルトです。パソコンのデフォルトは設定から変更できますが、現代社会を含む世界史のデフォルトは変更できません
 
 
 
 
(ここだけは、厭世家だった吉田兼好的に、どんよりしてきた)
 
 
 
 
チャールズ皇太子のお父様エディンバラ公爵フィリップ王配の先祖を辿ればロシア皇帝ニコライ1世とか、大英帝国(世界の4分の1の領土と人口を支配したからね)、その帝国を築いたイギリスビクトリア女王とか、各国の皇帝、王、公爵・・・ゴロゴロ出てきます。チャールズ皇太子のお母様のエリザベス2世陛下(Her Majesty Elizabeth the Second,…)の先祖も、イギリスビクトリア女王です。
 
 
 
 
…は長いので、全体を分かりやすく説明すると「エリザベス2世陛下は、神に恩寵を受けた連合王国と世界中にある植民地の女王、かつ、一緒に繁栄させてあげる地域全体の長、ならびに、昔々ローマ教皇からヘンリー8世に与えられた称号でその王が破門された後に国内法を整備して作った称号イングランド国教会首長である」、もっと簡素に言うと「エリザベス2世陛下は大英帝国の女王でありイングランド国教会の首長である」(試験で訳すときは参考にしないでください。)
 
 
 
 
(長すぎっ!てゆうか、親戚同士で、王様回してんじゃね〜かっ)
 
 
 
 
それが世界のルールです。君主制でも共和制でも、領土領民を支配するには一族の力、各一族の絡み合った婚姻関係が必須です。
 
 
 
 
(なんか腹立つ〜)
 
 
 
 
苛立つ感情には共感します。しかし、不平を言うより行動です。そして、その行動をやり続けることです。それを連綿と続けてきた子孫が、世界を牛耳れるわけです。
 
 
 
 
(キー納得行かね〜)
 
 
 
 
納得行かないのが通常の反応ですよ。これでも読んで新たな一族の一粒種になってください。不貞腐れて何もしないより、己を知り行動です。
 
 
 
 
(認知行動療法を否定しているくせに、よく言うよっ)
 
 
 
 
まぁ、不貞腐れて何もしないのも、別に良いと思います。
 
 
 
 
(どっちなのっ!)
 
 
 
 
99%の人は認知行動療法に耐えられないですからね。やっても無駄です。やっても99%はおのずから止めます。だから「初めから止めとけ」と言い続けています。「認知行動療法が効くなら、お前はここに来ていない、来る必要もない…」(北斗の拳調に)
 
 
 
 
(き・・・きかぬ。きかぬのだ!!(北斗の拳調に))
 
 
 
 
恒例の「北斗の拳」愛をはさみましたが、今回は吉田兼好風なので、厭世的に行(生)きましょうよラオウ的生き方は最高ですが、難易度も最高です。
 
 
 
 
(ワンピース世代に、北斗の拳は通用しないぞ。それに、文体は、全然、吉田兼好風じゃないっ。いつもの対話調)
 
 
 
 
それは、日本三大エッセイストの一人、吉田兼好大先生風に書けるわけ無ないですよ。それが出来るなら、ニューヨークタイムズの人気コラムニストになってます。
 
 
 
 
(エッセイとコラム、ぜんぜん違うけどな。でも、NYタイムズのモダン・ラブ、好き!。Amazonプライムビデオの実写版も良かった。ただし、オムニバス形式ではあるが1話から順に見るべし補足:中だるみしても我慢して最終話まで見て完結するタイプの仕上げ)
 
 
 
 
・・・
 
 
 
 
最後に、徒然草の中から「よき友、3つあり」を紹介します。
 
 
 
 
(それはいいね!)
 
 
 
 
簡単に言えば以下の3人が友として良いということです
 
 
1 物を作れる人
2 医者
3 知恵のある人
 
 
医者が入っているんです。医者に距離を置かれないために、セカンドオピニオンをする予定がない人も、医者と患者の攻防を書いたコラムを参考にしてください。
 
 
 
 
(あれ読んで「わかる〜」っていうの、医者だけだよ。まあ、患者が読んだら「当院適応の判別式」にはなるね)
 
 
 
 
さて、「友にするに悪しき者、七つあり」もあります。
 
 
 
 
(それも興味ある〜)
 
 
 
 
1 権力者
2 若者
3 病なく体が強い人
4 アルコール飲む人
5 勇ましい兵士
6 嘘つき
7 欲深い人
 
 
 
 
(権力者とか、若者、健康な人なんて、いい友達じゃないっ!?)
 
 
 
 
原書を読んで吟味しないと、なんとも解釈が難しいですが、吉田兼好は厭世家、世を儚(はかな)んでいるんですよ。そんな人にとって、上記の7人は最悪です。
 
 
 
 
(熟考中)
(熟考中)
(熟考中)
 
 
 
 
(分かった、上記7人は、皆んな強いんだ!)
 
 
 
 
大正解、そうなんです。皆んな強いんです。パワハラ上司、新人をいびる古巣従業員、モンスターペイシェント、モンスターペアレント、俺は客だと息巻くカスハラ客、市役所で「お前ら税金で食ってるくせに」とどやしている人・・これらサイコパシーな人に当てはまりやすい特徴が7つ挙げられているんです。
 
 
 
 
補足ですが、公務員は税金の使い途を決める事ができません。税金の使い途を決めるのは政治家です。税金泥棒の権化として、官僚(公務員)がよく挙げられますが、お門違いも甚だしいです。税金の使い途に関する不満は「あなたの一票」で表現してくださいね、市役所でどやしている人さん。池田市役所前クリニックは、各市役所の非公式サポーターです
 
 
 
 
(わかる~涙)
 
 
 
 
本来なら、ハラスメントする人自体を治療したいのですが、外来の精神科に来るのは、パワハラ・カスハラの被害者だけなんです。
 
 
 
 
(わかる~号泣)
 
 
 
 
ハラスメントする人を「友にするに悪しき者、七つあり」と見抜いた吉田兼好大先生。もしかしたら、吉田先生もハラスメント被害者だったのかもしれません。それで世を儚んでいた、そして、病んでいった・・・
 
 
 
 
(止めとけよ)
 
 
 
 
(フリじゃないぞ)
 
 
 
 
吉田兼好大先生、本当は、吉田不健康だったんですね。
 
 
 
 
(違います。本名は「卜部兼好(うらべかねよし)」です。)