ベンゾジアゼピン減薬・断薬、お断り?!のお陰で池田、箕面だけではなく、遠くの地域からの減薬・断薬の依頼が増えています。減薬クリニックじゃないのに…
(それはすごいじゃん!)
ただ、
患者様の多くは二度と受診しません。
(えー、治せてないじゃん)
そうです。治したくても治せていません。
(この、ヤブ医者ー!)
たしかにヤブ医者ですよね。ただ、「減薬できた患者様」「人生を楽しむ患者様」を少数精鋭で生み出している点では、喜びを感じています。
(まぁ、ブラック・ジャックでも、スーパードクターK*でもでもないしね笑)
*注:北斗の拳のケンシロウではない。
そうです。当院の治療方針に、全ての人が合うことは無いでしょう。私の守備範囲(治せる範囲)でやっています。
(それじゃあ、どんな人が治り、どんな人が治せないの?)
答えたくない質問ですね・・・
(そこを是非!)
いやいや、言えないです。
(言わなかったら、この記事終わらないでしょ!)
「減薬・断薬」と訴えるものの、治らない患者様は・・・
話を聞かない患者様ですね。
(医者「わかる〜」)
(でも、この医院は、他院よりずっと話す時間が長いのに!?)
そうです。話し合うけど無駄なんです。
(たしかに、話を聞かないわけだしね)
もっと正確に言えば、患者様自身が他人の話(より良い選択肢)を受け入れる精神状態ではないんです。
そんな患者様は、長く話せば話すほど憤慨していきます。治療の根幹は理解されません。たっぷり診察時間を割いた挙句、一切納得せずに、ドアをバタンと閉めて帰っていきます。そして二度と来ません。
たっぷり時間を割いた挙げ句に嫌われるなら、「診察30秒で薬を出してオシマイにして」嫌われた方がいいです。なぜなら「じっくり聞いて、たっぷり説明」した方が嫌われて根に持たれるからです。これが、多くの精神科医が薬を出してオシマイにする最大の理由だと思います。
(同じ嫌われるなら、時間と恨みを節約したいよねっ)
(老獪な開業医「ちみは、青いね〜。話を聞けない症状がある患者に医学的妥当性のある話をしても無駄じゃよ。激怒するだけじゃ。特に精神科ドクターショッピングを繰り返す患者は華麗にスルー。これが基本中の基本じゃて、ほっほっほっ。」)
(「当院も・・・精神科ドクターショッパーに30分も話すを止めたほうがいいですか?」)
(老子「無為自然じゃ」「患者を治す知があると思うな、治したい欲に溺れるな」)
(本間丈太郎先生「人間が、生きものの生き死にを自由にしようなんて、おこがましいとは思わんかね…」)
兎に角、精神科ドクターショッパー「今の先生が全然話を聞いてくれない」との訴えに、30分以上も診察に費やしたのに憤慨して帰って行く…。30秒で終わらせた医者への文句はすっかり忘れるのに!(さらに、そのクリニックに戻っていく!)。
一方、より多くの時間を費やした医者への恨みは後生大事に持っておき、撒き散らす…。精神科ドクターショッパーに時間を費やせば費やすほど割に合わない。これも精神科あるあるです。
(意外だね〜、30秒の先生にはそれほど怒らないで、30分診察してくれた先生には激怒するなんて。話せば話すほど症状が悪化するなら時間の無駄だぁ〜、診察室で待っている「話して楽になる患者様」だけに貴重な時間を割きたいよね。先生のとこ、話して楽になる患者様多いしね。)
その通りです。当院は話して楽になる方だけのクリニックです。
兎にも角にも、断薬や減薬が失敗する患者様は決まっているんですよ。
(どんな人、気になる〜)
そもそも薬物療法継続が必要な患者様です。
(減薬以前の問題じゃんっ!)
そうです。もう少し詳しく説明すると、
勝手に断薬して不調=離脱症状(禁断症状)だと勘違いしている患者様がほとんどです。
(えー、離脱症状じゃないの?)
多くは、自己流で薬物療法を止め、以下のような症状が出たのではないでしょうか。
ガタガタ震える(振戦)
あぶら汗をかく(異常発汗)
おどおどして落ち着かない(不穏)
説明の付かない痛み、痺れ
極度の不眠、過眠
極度の不安
極度のイライラ
・・・
(そうそう)
(薬を勝手に止めたのは悪かったけど、止めて症状が出たなら離脱症状でしょ?!)
違います。
(えー!)
その可能性もありますが小さいです。
振戦、異常発汗、不穏・・・は、その患者様が精神的に調子が悪いから出た症状です。薬物療法で抑えていた症状が、薬を止めた結果、再燃したと考えたほうが合理的です。
(えー、まさかの、患者の自滅じゃん!)
そうです。
薬を勝手に止め、調子が悪くなった患者様が、「離脱症状だ、薬をこれ以上使いたくない」と訴えてきます。怒り、不安、不穏の真っ只中にいる患者様に、カウンセリングは一切無効です。←そもそも話(より良い選択肢)なんて聞いてくれない。薬物療法が必要なのに、薬を使いたくないと言うならば、治すことはできません。
(カウンセリング無効!何度も復習)
→参考:減薬、カウンセリング…無駄!?
「減薬!減薬!」「断薬!断薬!」と譲らない患者様は、精神症状が悪化していることに気づいていません。
(この医者は駄目、あの医者もクソ・・・、手当たり次第受診しちゃうよ)
その結果、多くの医院で毒にも薬にもならないこと言われ、笑顔でスルーされた結果、ドクターショッピングを永遠と繰り返します。
(わかる〜)
ある医院ではやんわりスルーされ、
あるクリニックでは無下にされ、
ある病院では説教される・・・
(わかる〜涙)
そして、自作の経過資料をごっそり持って当院にたどり着きます。
(わかる〜)
当院で、一から薬物療法の必要性を説明するものの、やはり、納得せずに帰っていく・・・そして、患者様も医者も不幸になります。
(加えて、【待っている患者様の時間】も無駄になりますね。)
当院は、薬物療法否定派でもなく、薬物療法大好き派でもありません。
ただ、「薬物療法が必要でありながら、頑なに薬物療法を拒む患者様」は当院の適応ではありません。
以下を再読してから受診することをお勧めします。
セカンドオピニオンとドクターショッパー
減薬、カウンセリング…無駄!?
ベンゾジアゼピン減薬、お断り!?
薬やめる→離脱症状?
↓
読む時間がない人への要約は以下です。
当院の方針:
「症状に合わせて、効く薬は継続、効かない薬は漸減し中止」
——————————–
当院は終診を目指してます。薬物療法0もあります。ただ、その過程で薬を使うことがほとんどです。
「何が何でも薬0」
↑
だめ、ゼッタイ
「何が何でも薬0」、この囚われから脱却して初めて、減薬治療が有効になると考えています。
以下を熟読してから受診を決めてください。
セカンドオピニオンとドクターショッパー
減薬、カウンセリング…無駄!?
ベンゾジアゼピン減薬、お断り!?
薬やめる→離脱症状?
池田市役所クリニック|心療内科・精神科|ごあいさつ
電話でご予約072-736-8555(開院時間内)
webで24時間
以下の記事も参考にどうぞ。
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入園式・入学式→ママ友・PTA役員決め
美しい身体 vs 摂食障害
セカンドオピニオンとドクターショッパー
ベンゾジアゼピン減薬、お断り!?
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五月山体育館でバーベルを上げ、ダッシュで泳ぎ、箕面まで走る。時に9号線からずれ脇道へ。なんて立派なお屋敷かと思ったら、箕面市の武道館でした。元柔道部としては血が騒ぎます。同時に、古傷の折れた肋骨も疼きます。さて、取るものも取り敢えず、トレーニングの後はプロテイン。人生はプロテインでできている、はず!?(参考:美しい身体 vs 摂食障害)