昨今の小学生は、卒業式に袴を着るそうです。良いですね。ただ、神奈川県や愛知県では、袴着用を禁止する公立もあるとのこと・・・。
その禁止、一周回って、 公立の良さだと思います。
小中高と田舎の公立出の私は、お受験はもちろんのこと、塾にも行ったことがありません。と言うより、周りに塾がありませんでした。そもそも、私立がありませんでした。
大学生になり、初めて、私立の小学校や中学校があることを知り、驚愕したことを、今も鮮明に覚えています。
・・・公立しか知らない私が言うのも何ですが、
公立の良いところは、
「格差むき出し」
なところです。
ただ、学校が、それを必死で隠すもんだから、結果的に、格差がより際立ってしまうんです。
社会は理不尽であり、人は不平等に生まれてきます。
袴を禁止したところで、格差を解消することはできません。不平等に配慮しても、不平等はなくなりません。
それでも、先生が、「表面的に」格差を隠すには理由があります。それは、隠す振りをして、実は、格差を浮き彫りにしたかったのです。
そして、以下を伝えています。
格差社会を甘受し、生き抜け
見かけ上の平等に配慮しつつ、格差をなきものとしない。結果的に、こう教えている所が、公立の良さかもしれません。
・・・川西小学校の近くでも、「卒業式!小学生の袴、着付けします」のビラがありました。
お世話になったZ会。幼稚園児に必要かと言われたら・・・。