医学生を「先生」と呼ぶ

 
 
医者は、若いときから「センセイ、センセイ」と呼ばれ、感覚が麻痺している・・・、と思っている方もいるのではないでしょうか。
 
 
 
 
若い医者どころか、医学生の時代から「センセイ」と呼ばれています!
 
 
 
 
例えば、
先生「えー、センセイ方が、医者になるときは、・・・」
先生「センセイさ、こんなんじゃ、単位あげられないよ」
 
 
こんな感じで、センセイ、センセイと呼ばれます。もちろん、「おい、学生」と呼ぶ先生もいますが、総じて「センセイ」と呼ばれます。
 
 
 
 
「学生時分から、センセイとは、けしからん」と思う方もいらっしゃるでしょう。でも、このセンセイは、ただの・・・、
 
 
 
 
 二人称
 
 
 
 
です。あなた(二人称)と同じ使い方です。
 
 
 
 
つまり、このセンセイは敬称ではなく、ただの人称代名詞なんです。
 
 
 
 
そもそも、日本語では、二人称をほとんど使いません。「あたなは、どうなさいますか」ではなく、「社長は、どうなさいますか」と言うように、丁寧さの観点から、二人称を極力使わないのが普通です。二人称を使うときは他意がある時です。
 
 
そこで「センセイ」です。便利な言葉です。医学生を呼ぶときだけではありません。医者の名前を忘れても、「あっ、センセイ、どうも」と言えば乗り切れます。
 
 
 
 
ただ、数回行ったお店の店長から、「あっ、センセイ、毎度っ」と言われると困ってしまいます。「○○様、毎度っ」と言われる方が嬉しいです。これは、名前を覚えてもらう以上に大事な願望があるからです。
 
 
ゆったりとした時間を楽しむとき、一時的に、自分の属性から離れたい。そんな願望が、皆にあります。
 
 
たとえ、会話の内容から属性が判明したとしても、あえて「属性」で呼ばない店主のお店に行きたくなるのは、そこも含め、気配りの行き届いたお店だからでしょう。
 
 
 
 
” Hey, Do you guys V ・・・? ”
 
 
北米のメディカルスクールに行っていた頃、向こうの先生は、you guysを使って、講義で医学生に話しかけていました。今考えると、かなりフレンドリーでした。
 
 
 
 
・・・今日も診察後は、しれっと、自分の時間を楽しむことにします。川西能勢口や池田付近では、私の属性が知られていなので、ゆったりと過ごせています。
 
 
 
 
医学生になった実感は、解剖実習に先立って行われた骨学。ガイコツじゃなくて、トウガイコツ(頭蓋骨)なんだと知る。
骨学 解剖実習 医学生